[ブラック事務] 新聞屋さん
うじうじおばさんは、いろんな仕事をしてきたんですが、
仕事を通して経験した話をしていこうと思います。
初めての事務職
やっぱり憧れのデスクワークをしてみたい!!
という事で、面接を何件か受けて、見事採用されたのが、
新聞販売店の受付事務員
これは産休代替で1年間だけの期限付き採用でした。
どこも採用してくれなかった私を使ってくれるなんて、
新聞屋さんの受付なんて、きっと暇なんだろうねぇ~
なんて呑気な事を思ってました。
9時から18時までの勤務
まー18時なんて帰れた記憶がありませんでした。
とにかくやることが多くて多くて完全にナメてました。
初めての事務職という事で、仕事の要領もかなり悪かったんだと
思いますが、とにかく朝から晩まで、暇という事が一切なし!!
出勤したら、まず
「新聞届いてないぞ!!!」のお叱りの電話からはじまり、
その名前住所を聞いて、すぐ無線で営業車へ再配達の指示を出して
記録簿に書き込み、配達員さんへの分かるように配達区域の地図へ
未配注意の指示書に書き込む。
未配は1番のクレームとなり、新聞を止められてしまう
一番の原因となってしまう為、
本当に気を付けなければいけません。
1件の電話があると、やることが多くて、
2件、3件、たて続けに来ると
それだけで、パニックになります!!
パニックになりつつ
そこの販売所は2階建てで、2階部分を貸し教室として
5件程の教室が入っています。
その教室のスケジュール管理や管理費の徴収もしつつ、
月の中なると、その月を締めて金額を出して請求書を作成します。
その販売所は区域が多くて、5000件の購読料の請求を出していました。
コンビニ支払い、カード決済、銀行振替、信金振替、手集金
引き落としにならない人は手集金に切り替えて、また請求書を出し、
集金人さんが現金で持ってきたお金を数えて、請求金額と合うか確認し、
合わなければ原因を突き止め、分かるまで帰れません。
帰るギリギリで持ち込む集金人さんも居るので、そうなれば残業です。
しかも残業代は出ません。
いつも20時は軽く過ぎます。
その間にも、電話は鳴るし、このチラシを入れて下さいと
持ち込むお客さんは居るし‥
このチラシのお客さんは、新聞屋にとっては
とても大切なお客さんです。
チラシや広告料で新聞屋さんは成り立っていると言っても
過言ではないのです。
このチラシの持ち込みで、私は大きなミスをしてしまいました。
入れる範囲を聞き間違ってしまったのです。
入れる範囲というのは、
どの区域に配布する新聞にチラシを入れるかという事です。
チラシの効果を高めたいなら
なるべくそのその店舗に近い人に来て欲しい!
だから、ここからここまでのこの範囲に配ってください。
という感じで要望を伝えられるんですが、
私はその範囲を聞き間違えてしまい、
全然違う場所に配布されてしまったというわけです。
本当に申し訳けない事をしてしまいました。
そこは販売所長が対応してくれて、
次回チラシを無料で入れたという事ですが、本当に落ち込みました。
毎日毎日が失敗の連続、毎日毎日お金に追われ
毎日毎日定時で帰れずに残業続き
いつの間にか、夜は眠れず、大量の寝汗、
気づけば10キロ痩せていました。
完全にメンタルやられてました。
本当に大変な仕事でしたが、何とか1年が経ち
産休で復帰してきた方に
「頑張ってくれて、ありがとう」
とお礼を言われました。
今までの辛い戦いが報われたような気がしました。
引き続き、ここで働いて欲しいと言われ、
とてもありがたかったですが、体が持たないと思ったので
丁重にお断りいたしました。
事務をやりきった感もあったし、私でも事務職できるかも!と
思って、次も事務職に挑戦!!
[ヤバい仕事] 工場事務
なにがヤバかったかと言うと、何もかもヤバかった!
結果私は1年でクビになってしまうんですが‥
とにかくそこは風紀が乱れまくり
1.経理と人事を担当している女が社長の愛人
2.愛人は社長の車に同乗して出勤
3.気に入らない人はすぐクビ
4.工場もあちこちで不倫カップルだらけ
5.工場の作業員は30人程いるが、お昼は誰一人会話なし
6.パソコンは愛人しか与えられないので、帳簿は手書き
7.事務員は2年以内で工場に異動かクビ
8.私は愛人のパソコンを触ってしまい、クビになる
9.その後、監査が入り愛人の使い込みが発覚する。
10.従業員の給料を削減し、倒産が回避されたという事です。
何も分からずに、突然クビでかなりショックを受けた私ですが
使い込みがバレるのを恐れて、事務員を短いサイクルで替え
証拠がたくさん隠れているパソコンを、触ってしまった私は、
逆鱗に触れたという事なんでしょうね。
使い込みが発覚してから、全ての謎が解けた感じです。
こんな職場と早々に縁が切れて良かったんだと思いました。
憧れの事務員を経験して‥
今現在も事務員として働いていますが
事務のスタートとしては、本当に過酷極まりない経験をし、
新聞屋さんは私をとても成長させてくれたと思います。
パソコンを触れるようになったのも、新聞屋さんの仕事を
させて頂いたからだと思っています。
仕事はキツかったけど、販売員のみなさんはとても良い方ばかりでした。
半分病気になりながらも、必死で食らいついて頑張った思い出は
今の基盤となって私を支えています。
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